天から注射針をアアアーッと降り注がせるわけにもいかないので

新型コロナウィルス、減りませんね。

 

ただ、各所でワクチン接種が始まっています。

同時に天から注射針をアアアーッと降り注がせるわけにもいかないので、人の手で順番に。

この大作戦に従事してくださる医療従事者さん、受付事務職員さん、ワクチン運搬に携わっている皆さん、打ちやすいようにノースリーブで馳せ参じる良心的な皆さん、その他私の思いもよらないところで協力してくださっている皆さん。通常のお仕事に上乗せだと思います。一社会人として尊敬と感謝です。ノースリーブ着るの大変ですよね、肌ケアとか。

 

 

ところで、私の周りはご高齢の方から順番に接種です。それにあたって、ご年配の方々がどうやって予約をしているかの気配だけは、私も感じ取っています。

 

もし、もしも、皆さんの近くに、自分が好きだと思えるご年配の方がみえて、その方が予約が取れなくて困ってたら、その人を助けてあげてください。

 

主な予約手段は今はネットだと聞いています。私の周辺だけかもしれませんが。

ご高齢の方、確かにスマホやパソコンをお持ちの方も大勢みえます。

ただ、少なくない割合の方にとって、あれはただの受信機なんです。発信がバッチリ出来る方……何%くらいなんでしょうか。

 

電話予約もあると思いますが、こちら予約開始当初は大パンクだったみたいです。

また、せっかく電話が繋がっても、事前の要領チェックが不足していて、予約できずに終わってしまう方もいるとか。

 

ご年配の方々、新しいことをやるのは、どうしても苦手な方が多いです。

さらにこの疫病は、みんな脅威だけは知っている。

諦めるとか、予約取れなくて不安なまま過ごしているとか、そういうゴールに行ってしまう方も、今はいるようです。

時が経てば少し落ち着くでしょうが、今、いるみたいです。

 

若い方、無理のない範囲でご年配の方に声かけてあげてみてください。もちろん理由があって縁を切りたいレベルの方には「家族なんだから」という理由で声掛けてとは言いません。

 

ワクチン打ててたなら、それはそれで「じゃあ安心した!」と一言返して終わればよろしいです。

万が一、予約取れなくて、やり方わからなくて、どうすればいいかわからなくて不安を募らせている方がいたら、一緒に予約してあげてください。自分の予習にもなりますから。有給、たまには家族のために取ってみて。

 

本件とは関係のない窓口業務で、「このご相談は私達で決めてはいけない部分です。この後絶対家族に連絡して。誰かを頼ってください。一人でやらないで。お願いします」と、何度も念押ししても、再び窓口に来て「不安だ」「どうしたらいい」と同じ相談をしに来るご年配の方がいます。

年齢によるいろんな特性などに加えて、身体機能の低下もあると思いますので、その方が単純に「かわいそう」な状態だったか、私には断言できません。ただ、事情はわからないながらも、頼れる方にご連絡が取れた様子がない。

 

もしも周りに孤独で不安になっている方がいたのなら、という条件付きの話ですが……お願いだから自分の好きな人くらい助けて。

 

ちなみに私の周囲の年配者は「今はまだ動くべき時ではない」みたいなこと言ってました。ラスボスなんでしょうか。なんかよくわかんないけど落ち着いて時期をずらすらしいです。打ち逃さないようにだけ監視しています。

 

 

 

こんなことを日中虚空に向かってテレパシーしていた、という日記でした。

果たして本当に私が思うほどたくさんの方が孤独になっているのか。わかりません。わかりませんが、なってたら少し手を出してあげてほしい。ほんの少しでいいんですよ、こういうのは。