【コミッション成果】きつねちゃんを描きました
いつもお世話になってる蒔狐さんにお話をいただけたので、オーダーメイドきつねちゃんを制作しました!
🌟制作物について
こっそりとこちらで依頼受付を開始していました。
自分の作品優先で大々的に推すつもりはないので、コミッションサイトは現段階で活用していません。
今回は
・キャラクターイラスト
・上半身まで
・アシュリーみたいに狐の姿になれる女の子
といった具合で、あとはイメージカラーや髪の長さ等の好みが出そうなところを聞き取り。ポーズ指定や用途も具体的に頂けたので、構図を捏ね回すことなくビシッと決めることができました!感謝……
ブログアイコンとのことだったので、欲しいものが正円や正方形に収まるようにしてあります。顔あたりでトリミングしてもイメージカラーが全て入って、女の子も狐姿も正円に収まるように……
あんまり動物を描いて来なかったので狐ちゃんがお眼鏡にかなうか不安でしたが優しくオッケーを頂けました!ありがたい……
🌟蒔狐さんについて
お世話になります!!!!!!!ビッグラブ……
🌟
私が初めてのオリジナル漫画同人誌抱えて右往左往していた頃ご縁があって今も創作仲間させていただいてます。制作物は違えど趣味は合う、という感じで……事あるごとに好きなものが被っていると判明しては喜んでいました!
そう、ご趣味がとても……良いので……ぜひ作品をチェックしてみてください
🌟
主に和綴じの冊子制作で活動されている創作者さんです。手帳や豆本、小説等がかわいい和紙と紐で綴じられており……手にすればそのかわいさに高揚は避けられないです……
私も現物お迎えしましたが、これがまあ……とてもかわいらしく……
🌟
小説作品もこっそりチェックさせて頂いています。実は鉄屑オレンジとは別で閲覧用pixivアカウントがあります 暴露
文学・文芸寄りでありながら緩さやキャラクター感もある作風で、謎や不思議を全部解明してしまう作品が少なく読者側にあそびがあるイメージです。そういうの好きですね。
「そういえばあの時あんな不思議なことがあったけど、あれって何だったんだろう……?」と思い返す時の柔らかくぼやけたノスタルジーな感じ。
全体的に作者さんの優しい感じが伝わってくる書き味なのもあって読んでいて気持ちがいいです!
🌟
ブログを書くにあたって内容を改めて読み返していました。
私のお気に入りはこのあたり!
『天駆けるキミと共に』はブログをちまちま書き足していた期間に追加されていた新作です、これは~~~追加しなきゃな~~~と思いながら拝読しました。
『シトロンの香り』は以前漫画描きたいな~~~ってなった時に描かせて頂きました。今ならもう少し違う表現をするかもな~、とも。
ふとした時に「描きたいな」と思う程にはお気に入りの温度感な作品です。
🌟ありがとうございました!
【HOPE!!】希望の話
【創作】希望を信じる度胸がない青年と、希望を「本物にできる」創作少女の化学反応な話
— 橙都戸 てるり(2/20_NEOKET2_D22) (@terurif3) 2022年2月13日
(HOPE!!/本編48ページ) pic.twitter.com/ZdW82RrH6M
2022年2月20日に新刊を発行しました。現状でクライマックス部分のウェブ常設公開はしていません。
何はともあれ本は出たので、既読前提の裏話とか制作中のお話とかを置いておきます。
🌟成り立ち
実はネームの初稿を書いたのは2020年12月だったと思います。社会情勢がどんどん悪化して、「このまま同人イベントはオンラインも衰退してしまうんじゃなかろうか?」という空気が周囲の創作者さんの中で結構蔓延してきた頃です。
オンラインで持ち堪えるための色んな真新しい試みも見慣れてきて、「マンネリな流れあるよね」「もうちょっと頑張ってくれるイベントが出てきてくれないとね〜」という……参加者立場の率直な声が大きくなっていたのを聞いていました。
私にもわかりますとも。私結局オフイベ一回も出られてないし。物足りないのは物足りないし。
それでも、当事者の私たちが拗ねてしまったり、新しく立ち上がってくれたものに否定を合唱してしまったら、それはなんだか違うのではないかと。よくわかんないけど、創作する立場でそういうことするのは寂しいんじゃないかと。
人々が他力本願と自己本位に囚われかけたとあれば、ペンを握る者がやることは一つでしょう。希望を描きます。描きました。
以上です。
毎年冬いっぱいは本当に忙しいので、時間の都合で去年の冬には間に合いませんでした。またその後ちょっと災害があったので「天災から立ち上がる人の姿を描きたい」というかねてからの思いでバイオスフィアを先行し、その後はオンラインイベント主催の手伝いもあり……一年越しになりました。
【アイデアメモ】
【ネーム初稿】
当時から漫画構成の趣味が大きく変わったので、中身も結構違うものになっています。当初は本当に空想が死にかけだったので、ウェードはロマネアと喧嘩するほどの情念すらも喪失している設定でした。ただ静かに淡々と言い合いもなく……というところでロマネアがふっと希望を一つ拾うという感じ。一年経ってウェードがめちゃめちゃ元気になりました。
人々の空想力が落ちてたり、塔を壊したり、ロマネアがチートだったり、雪が「うるせー!!!しらねー!!!✝️SnowFantasy✝️」と噴き出す設定があったりとか、そういう主要な部分は変わっていません。
当然主題も変わっていないので、眠りかけている希望を一つ読んだ人の胸に起こせればと……そういう漫画でした。
🌟「ロマネア」
もちもちの少女!!!私はもちもちとした生き物コンプレックスなので柔らかいキャラを描くのがおかしくなるくらい好きです。おもちはいいぞ!
ガワは少女ながらも人外です。じゃあどんな仕組みのどんな人外かというところはバッサリ切り捨ててあります。被造物であることだけが表現に必要だったので、そこだけ作中でもボンヤリと。
ネタを思い付いた時、名前は率直に「ロマン」がいいなと思っていました。FGOで数多のマスターを狂わせた男が同じ名前で私も狂ってしまいそうだったので「オークショニア」的なニュアンスで改案しました。ロマンを作る者、みたいな意図を込めて。
ちなみに彼女のお魚、
別作品でも結構泳いでいます。
🌟ウェード・ウィッシュマン
名前と苗字が露骨なだけで普通の青年です。性癖とか好みとかを度外視したら、この物語を読んで「ウェードがキャラとして一番好き!」と言うほど印象に残る方って、数的にはそこまで多くないのだと思っています。私がまっさらな状態で読んでもロマネアに目がいくだろうな~と。そのくらいがお話の意図的には丁度よいので。
ちょっと入れたかった設定に「保全者とは保全する者ではなく、保全される側の者」という水面下の認識がありました。前の保全者が結構色々ほったらかしで引き継いでるのは、保全の甲斐虚しく失望に呑まれて希望を見失ったからです。
主人公だけどモブで個性消えかけ。突飛なアイデアや個性もどんどん失っているヒトの一人。それでも破壊も願いもその手でやれます。誰にだってプロローグはある。
🌟ウィッシュマン一家
ウェードには保守的な家族がチラ見えします。「女の子なんだから田舎帰ってきて結婚しなさい」って言うタイプの母親と、長男だから俺が家を継げるんやろな〜ウェードは次男だし自立したら出て行くんやろな〜と思ってる兄。
母親は本当に金銭面で困っていたわけではなく、ウェードの未来を信じずに「安定した職につくのが幸せなのよ」というテイストで彼を説得し続けていました。まあその辺りはなんとなく圧が通じればいいや〜と思って雰囲気だけで流してるので何でもいいです……一芸を愛してしまった方には読んでて気分いいパートじゃないですし、もちろん私も気合入れて向き合いたい思想ではなかったですしね。
ただ、お金が安定していて社会で役割を頂ける環境は、ある種本当に幸せで安心です。高次の欲求だけではぐらつきます、衣食住とか、低次の安全欲求が満たされなければ個々の生き物はどんどん狂っていく。そして時に、高次の欲求は低次の欲求を捨ててでも掴み取りたくなってしまうほど輝いていて、それだけを求めすぎるとやがて狂気になっていく。
だから地に足が着かない狂気を恐れる人ももちろん間違いではないし、それゆえにお互いの夢と希望は時にささくれ合ったりする。そういう希望のすれ違いで、お互い盲目になってしまうこともある。
🌟パティシエ見習いの少年
初稿では設定のみで本編には不在でした。ウェードの書き込みを増やしたかったので会いに行かせました。なんというか……バトル漫画だったなら「リゼロ」のオットーみたいな立ち位置だと思います。
まだ自分なりの希望を失ってはいないものの、アテがないくせにお客さんの無茶振りを断らなかったり、危ない日に迂闊に外に出るなど、リスクに対する空想力はちょっと足りない子です。逆に現実が足りてない。でもそういうところが友人の希望をくすぐってくる。
この世界でこのまま大きくなると多分お買い物シーンのお店の皆さんみたいになってたと思います。魚で来店しても気に留めない、不思議だなあすごいなあと気付かない、お金を渡されたから商品を渡すだけの人たち。
🌟博士って誰
ロマネア開発者の「博士」、希望と感情の解放劇における水面下の立役者です。彼のせいでウェブ公開を躊躇っている節があります。
スターシステムと言うほど大々的なつもりはないですが……概念を共有している……というか……???そんなイメージのキャラがいました。でも顔描いてないのでセーフだと思います。
ラストで出でくる欲求の話題は本当に突然でしたが、マズローの欲求段階説の話をかじっています。文字通り哲学分野の話です。
なんかセリフ運びが重いな〜ってこねくり回してたら社会的な範囲の欲求未満に位置付けてるやつの話カットしてたみたいで!うっかり不完全体になっちゃいました!そんなこともある!
なんやらかんやら生きるって色んな尺度がありますし、めんどくさいことも守らなきゃいけないものもいっぱいありますが、そんなことわかってるうえで、前は向いてた方が楽しいですよね。
🌟鐘塔
こいつもスターシステム的なやつだったりしました。とはいえ本当に他作品における設定で掠めただけなので自己満足の範囲です。
塔の鐘をもっと随所で鳴らせばよかったなと思います。突然ラストに出てきてしまった、ペース配分失敗しました。あと間取りガバガバなので頂上階と広さが若干合ってない気がしてきました。そんなこともある!
🌟作画のこと
背景に素材と3Dをいっぱい使ったんですけど気付いたでしょうか!!!何だあれ!!!世界変わりますね!!!初めて漫画で3D素材から線画抽出しました!!!楽~~~!!!
画数の多い本棚や家、あとはパース取りで時間をくう建具関係が3Dになっています。
木製冷蔵庫(→)は線画抽出したかったけどモデルがありませんでした。そりゃそうだ。
鐘とか一部の瓦礫は描きたかったので自分で描きました。好きなものを描くのは楽しかったです。
読書記録など(漫画と音楽)
読んだものの感想とか記録とかになります。読書だいすき
書いた時点で「最近読んだな~」と思い出せる範囲になっています。手に取ったけど読了していないものや、感想が記録しづらいもの(続き物や年齢制限ものなど)は取り上げていません。
同人漫画作品
『アザミの森 3』
事あるごとにちまちまっとご本人さんにも既に感想を伝えているのですが、ほんとに世界観を構築するだけの作画に圧倒されます。森……森あるやん……。
ここまでキャラの内面にあまり踏み込んでこなかったのですが、第3話にしてキャラクター間の関係性が少しずつ見えてきています。どうもつれていくのか気になるところ。
それから、こちらの作品についていたペーパーにテキストを寄稿させていただいていました!拙いながらも「圧のつええ読者がいるほどの作品なんやな」ということだけ伝わってくれ~と情を込めましたので、ご覧になった方は是非圧を感じていただければと思います。キミも一緒にアザ森推そうぜ!
『西風の姫冠 秋』
アツいカッコいい~!
勢いとともに流れていく画面と、デザインも考え方も魅力的なキャラが好きでおっかけています。気持ちが強いキャラがいっぱい。幸
構図の作り方がやっぱり秀逸……動きの中からコマとして拾うカット選び、本当に好きです。
姫様と騎士くんの純潔な信念を見守りたい
『エンドコードで踊らせて。』
ちょっと無機質な空気の世界観にぽつぽつと際立つ人間味の対比でキュッとなりました。
水平線を見つめるキサラギさんの背中のあたりから、なんとなく音が聞こえる気がします。ここは読んだ人によって違う音を感じるのだと思います。
保スカさんの他作品に比べて静かで、酸素が重い感じがします。好き。
『ビタードロップ』
大人の風みたいな恋愛……。裏表紙のカットが出てきたところでワアッとこみあげるものがありました。紙本の外装デザインが秀逸。
ルイスくんについては学生服のリボンタイつけてる時から知ってる子なんですが(語弊)、当時から「どうせ~~ならやっちゃえば!?」と明るく軽やかに選択ができる子だったので……大人になってそんなスキップをするようにどっか行っちゃうようになってて……す……好き……
『ホワイトデーなんて甘い』
タイトルが最高に趣味ですね!!!
かわいくてしたたかで恋が好きで信念がブレない女の子……好き……。
「ああ……ああ~~~そういう!!!」というタネ明かしもしっかり仕込まれていて、読んでて純粋に面白い短編でした。好きです。全部好きで締めてしまう。
『雨詩を催す』
合同誌とのことで「本編がある作品のちょっとしたサイドストーリーかな?」と思ったら収録された二編ともドしっかりと読み切れる漫画だったのでやられました。
「ふたりの関係」の在り方にぐらぐらする感じ。終わってしまったり、終わらせなくちゃと思っていたり、それでも大切にしたかったり。
ミーフーちゃんのデザインとても好きです。雨の日にしか会えない理由に思いを馳せたりなどします。
『Des bonbons ou un sort』
背景~~~!!!!!!
ほんとに小物や建物など、モノが素敵でまじまじ見てしまいます。見ていて気持ちよくなる作画……
キャラもほんとにかわいいんですよね。人物はやわらかくてかわいい作画。こういう言い方が伝わり方的にいいのかわかりませんが……大衆的なニュアンスで、広く愛される感じの作画だなあと思います。
『LAMP LIGHTER 1 劇場のガーゴイル』
世界観のモチーフが素敵!
カラーイラストがとっても綺麗なサークルさんだなあと。ランプライターちゃんの衣装デザインもとても素敵です。
絵のテイストから雰囲気もの寄りなのかな~と思い込んでいましたが、開いたら読みやすい感じの少年~少女向け漫画なテイストの出だしでした。直球にあったかい……。
同人音楽作品
『ミリィと菫青石の亡霊』
これがロイヤリティフリーなんて言われたらめちゃくちゃCoC卓回したいです。
雰囲気がすごいです。色んな曲の後ろで鳴ってる石を叩いたみたいなキラキラした音大好きです。あとはピアノが大好きなのでピアノがきれいに入ってる曲ありがたいです。
空席の食卓とEpilogue好き……。前作の琥珀の森でもエピローグが好きって言ってた気がします。
商業漫画作品
福田 星良 『ホテル・メッツァペウラへようこそ』1
ホテル・メッツァペウラへようこそ 1巻 (HARTA COMIX) | 福田 星良 | マンガ | Kindleストア | Amazon
本屋さんで新刊コーナーに並んでいた中で気になったので読んでみました。
1話と6話で作画が変わってる……ような?後半にいくにつれて雰囲気がブワッと素敵になってる気がします。1話時点では普通に読んでた感じですが、6話では結構入り込んで読んでいました。
多分6話の方が線画黒い……のかな。5話あたりから髪の作画も変わってます。後半の方が好きです。お話自体も良かったですが、作画の変化が早すぎてすごく感動しました。
内容としてはひとまず主人公の現状を把握する巻、という印象、単話読みに似た感覚で楽しめました。しかし何でフィンランドなんだろう?
田島生野『ヴィクトリアの電気棺』1
ヴィクトリアの電気棺 1巻 (デジタル版Gファンタジーコミックス) | 田島生野 | ファンタジー | Kindleストア | Amazon
ツイッターでもちょっと言ってたんですけど……好きなバディ~~~!!!
天才少女と挫けた青少年(がんばる)のお話。絵もほんとにかわいくて雰囲気あって上手くておまけに好きときた……。
しかしアドベンチャー的な感じかと思ったら単行本ラストでバトルし始めたので方向性が掴めずにいます。明日はどっちになるんだ!?
三星たま『夜の名前を読んで』2
夜の名前を呼んで 1 (HARTA COMIX) | 三星 たま | ファンタジー | Kindleストア | Amazon
好 き ! ! ! ! ! !
え~~~~~~~好き………………………みんなも好きでしょ……………………オススメです………………………………。感想ペラッペラやないかい。絵もお話もやさしさも全部好きです。続き楽しみ。
1巻を本屋さんで偶然見つけて表紙に惚れて即購入しました。その後時期的にすぐ2巻にありつけたのでHAPPY…。
あき『エルハンブルグの天使』
天性と力と叡智と情が絡んだどうしようもねえ男どもの話だ!!!!!ヤッター!!!!!
ずっと喋ってる。背景に歴史やら出来事やらがあるのは会話から結構しっかり読み取れるんですけど、ずーっと喋ってる。会話ベースで進んでいく。とにかく、キャラクターその人の在り方を描きたかったんだろうなあと思いました。いいですねえ。しみじみ。
バレンタインポストで教えていただいた作品です。なんか「これ好きでしょ?」っていう感じの勧められ方だなあと察しました。そのとおりですう~~~
商業音楽作品
『残響散歌』
こんなメジャーアニメのタイアップなんかみんな聴いてるでしょと思いつつ。
好き~~~!!!編曲がすっごい好きです。全てがサビラストの「残ッ響!!!」のためにあるなあと思う。その分ズバッと胸を打ちますね……。
『コスモスパイス』セカイ版
なんか…………………………よくわかんないんですけど………………………………好きですね……………………………何でだろう。この兄妹のことを知っているからこの曲を当てられるとグッとくる、ということなんでしょうけど。
どこまでも光属性であれ、天馬兄妹。
描きたいものの話 PS
目の前に幸せへの切符が落ちていると気付いた時に「私は可哀想な人間なのだから」と拾うことを拒否する人がいる。自分で幸せから逃げるくせに、幸せになりたいだとか、幸せな人をずるいだとか思ったりする。いじめや暴力をはじめ、他人のせいで人生を棒に振った人や、理不尽に抑圧された人が、時々自分が不幸であることを信奉する。不幸信奉をしていると、そういうちぐはぐで傍目愚かな選択をする。それでもその選択はその人はとって必要なものだったりする。地獄を歩いた経験のある人なら、なんとなくわかると思う。
そういう人が「もしかして拾っても大丈夫なんじゃないか?」「一回だけ拾ってみるか」と手を伸ばす小さな力になるような、そんな漫画を描きたい。広く伝わらなくてもいいから、偶然ネットの片隅で出会った一人だけにでも、そういうのが伝わったらいい。
いつか「魅力的な漫画を描き続けたいなら、私の描きたいものは何なのか見つめることが大事だ」と教えてくれた人が何人かいました。私が描きたい漫画は多分、これ一筋でした。私、地獄焼き払いたい。
くれぐれも、東京事変は楽器が上手くなってから。【次描きたいものの話】
新刊ありがとうございました
新刊のHOPE!!をNEOKET2にて頒布開始いたしました!
通販に回そうと決めていた在庫が半分消し飛びました。どうしよう。どうもしません。
純粋にうれしいです。目の前で読破してくださって、ファイヤーダンスにて感想をいただいたりなどしました。すごい。
もしご感想をいただけるのであれば、ここにポチポチだけでできちゃうフォームがありますのでご活用ください!主食です。
次描きたいもの
二次創作の漫画か、既存作品の焼き直しのいずれかを考えています。
二次創作の漫画
あの……私の漫画って何描いてあるかわからんくないですか?????
いえ大丈夫、お気遣い結構です、気付いていますとも。背景から空間が読めないこと、何が言いたいかがフワッとしていること、キャラの作画がちょいちょい誤魔化してあること……
漫画を描いててそのあたりがどうしても満足いかなくて、引っかかっているんです。
好きなもの・描きたいものを描ききれていない気がする。完成後読み直していて「もっとここ直さなきゃダメだったな」って感覚になる作品がずーっと続いていて、狂気消化不良というか。
楽器が上手くなると嬉しいように、また楽器が上手くなくては東京事変は弾けないように、漫画が描けなければ情緒に放火しきれない。東京事変に憧れるみなさん、くれぐれも、東京事変は楽器が上手くなってから。いいですね。
そんなこんなで、二次創作への規制がゆるい(というか許可が公に出てる)作品の、ネタバレOK範囲内のイベントを趣味で漫画にしてみたいなと思っています。それも、一次創作漫画を読む感覚で初見の人にもそれとなくストーリーが伝わるように。修行です。
・純粋に私が大好きなシナリオ(「読後元気がもらえる」という、私の漫画を気に入ってくださる方も好きだと思うやつ)
・これから自分の漫画でも描いてみたい演出要素が存分に入っているので練習したい
・ストーリー部分はノベルパートなので元々絵がついていない→漫画のコマ割り、構図、セリフの落とし込み、更に所作や動作は全て私が二次創作して漫画として成立させないといけない
・元ネタのわかりやすさはストーリーを改変しすぎさえしなければ固定になる→自動的に「わかりやすい漫画」を描くことができるし、その「わかりやすい漫画」を壊さないためにどの程度背景などを描かねばならないのか自覚できる
なんかそんな理想の題材が……存在するんですよね……存在するなら真剣に課題に向き合いたいなと思ってしまって。その題材作品のいい技術を全部食い尽くして私のものにしたい。
一番抱えてて気分悪いんです、わかりづらさ。絵は模写や反復練習という具体的な抗い方があるんですが、こればっかりは描いたものを読んでもらったりしなければ解消しづらい……なのに強く自分の中でネックになっています。解消したい。
あと結構本格的に私が狂ってる推しがガッツリ出てくるシナリオなので、あわよくば同担増えろ魅力伝われという気持ちもあります。変人ワンツーフィニッシュのことなんもわからん。
ちなみにそのシナリオを楽曲でギュッとまとめたPVがこれなんですけど
みんな好きですよね!!!!!!!!??????????????圧
やるとしたら、毎回細かく区切ってプロットやネームの制作ポイントを日記にまとめたり、演出と元ネタの比較をしたりしたいです。描いて終わりじゃ咀嚼が足りないので。
先天性フラッグの焼き直し
焼き直しというか……描きたいものちゃんと描いた版?というか?
あの作品、実は10日前後でネームから仕上げまでを20ページやりました。生い立ち的にシナリオがガッタガタだったと思うんです。組み直したい。
バイオスフィア描き上げた頃読み返してたら「何でこの少年金借りるのはよくて社会保障は嫌なの???」ってセルフでツッコんでしまいました。一旦見ないフリをしました。その後ちょっとアドバイスもらえる機会を自分でもぎ取りに行ったんですが……バッチリ指摘されました。プロットちゃんとやれと。そうですね、穏やかに大納得……。
ヒーローも同じことは言えるんですが、ちゃんとやろうと思うとヒーローはたぶん商業単行本レベルの厚みで1冊出るくらい描かないとやれない。その尺はバイオスフィアに割く。
ただこれを焼き直した時、焼き直した結果もわかりづらいものになってしまったらしばらく気が滅入るような気がする。もちろん一人で達成できたら自信つく気がするんだけど……できなかった時が怖いです。
結局……わかりづらさを脱却したい……それに尽きます。
雰囲気ものでもいいんですよ! 抒情的な演出もいっぱい入れてさあ! これからも入れ続けます! でもそのためにストーリーが死んでいるものを描き続けるの、自分が気力もたない!
全部つぶさに語る作風に転じますってわけじゃないんです……「で、何?」ってなる漫画をもう描きたくない。
じゃあバイオスフィアは?
描く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!んですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!上述の理由でプロットを組みなおすことを決めました。ネームを脳内でこねている間に先に出したどちらかをやりたいです。
一次創作活動野郎なのに一次創作してねえじゃん!!!って言われたらそれもやだな、という気持ちもあって全体的に決めかねています。
どうしようかな。気持ちとしては「自分の描きたい世界を漫画で描く」ということ自体に重きを置いているし、演出などは私が全て漫画用に考えて作るものなのでその部分だけはオリジナル要素なんですけど……二次創作だよってなるだけで今まで一緒に創作してくださった方と疎遠になったらそれもやだなと思っています。同人界の人間なので、志が同じ人がいなくなるのは寂しいです。
存分に迷います。でも結局、漫画ちゃんと描けるようになりたいんです。漫画を楽しく描きたいから、妙に真剣になってしまいたい。
趣味に対して結構真剣に悩んでいるので、もし見たいものがあったら感想フォームにちろっと描いていただけたら参考にさせていただきます。
これで急に『レンズが割れた。』描き始めるようなどうしようもない展開になったらめっちゃ面白いっすね。
弱音と戯言にお付き合いいただきありがとうございました
2013年に狂ったように描き続けていた漫画の一部です。「自分は人を愛してもいいと認められない」男の話。愛せない・愛したくないではなく、「人を愛してもいいんだ!」「幸せになってもいいんだ!」という希望から怠惰に目をそむける男のポエム。
とびとびです。この時くらいからオレンジと黒をよく使うようになりました。
こういうものを根幹に据えてこれからも明るい話を描いていくんだろうなと思います。
尚こいつは比較的最近MMDで踊らせたしごはんアンソロで幸せそうにしていました。
新刊がテカらないの歌(本文印刷比較)
新刊がテカらない
黒ベタがマットでムラがない
一体どうなっているんだろう
新刊がテカらない
オンデマンドなのにマットで綺麗
その本文の質の良さに
いっそ混乱し始めた
新刊をお願いした印刷所さんの印刷がすごくてパニックになってしまったので走り書きを残しておきます。走り書きなので写真撮影が雑です
既刊『後天性ヒーロー』
オンデマンド印刷 A印刷所
はじめての一次創作同人誌!!!!!!!!!!!!!!
こちらの本をお願いした印刷所さん、テカリとベタのムラはすごくくっきり出ます。ただその一方で黒ベタや線のクッキリ感はパキッと出るので、画風がマッチすれば気にいる仕上がりになると思います。白黒のコントラストが強いというか、「黒が黒い」です。
このエッジの効いた画面、私は好きです。この作品自体も結構相性がよかったと思っています。
既刊『ビート一閃』より『シュガーコート』
オンデマンド印刷 A印刷所
ヒーローと同じ印刷所さんです。やっぱり手に取ると顕著ですが、白黒のコントラストがクッキリしています。また、写真でわかる範囲で言うと、黒ベタはよく光り、ムラが出ます。
このシュガーコートはですね……あまり印刷の相性がよくなかったのかな~……と。お話の空気感とコントラストのピカピカがあまりマッチしなかった感、でも瞳の液体感がよく出たので良かったです。
写真と文字で説明するのは難しいので配って見せ歩きたいのですが……在庫がないのでそこは無念。
この本だけ撮影場所が他の三冊と違います。一番光が当たっていません。
既刊『響むバイオスフィア』
オフセット印刷 B印刷所
わあ〜すげ〜刷り味が全然ちがう(呆然)
この作品から「大きな原稿を描いてリサイズしたものを印刷する」という手法を取りました。縮小がかかる、前作(=仕上げがされている『ビート一閃』)と比べて描き込み密度をアホほど上げた、細やかなベタ線を増やした……等はじめての事情があり、怖くてオフセットを奮発依頼しました。
そのあたりの事情を加味して見ると個人的には大満足の綺麗な画面です。ビックリです。驚きました。ベタもムラがない……。
あとはしっとりしたお話なので、マットな印刷感がとても嬉しかったです!いい印刷所さんに多くのお金を積むと安心して新刊を待てる。
撮影時は後天性ヒーローと同じ照明の当て方をしています。
新刊『HOPE!!』
オンデマンド印刷 B印刷所
私間違ってオフセットで発注してないよな??????
黒ベタのマット感とムラのなさがA印刷所さんと全然ちがう。こちら、最初に紹介した既刊『後天性ヒーロー』と同じ角度、同じ位置で印刷面に照明が当たるように撮影しました。手に取ると本っっっっ当に違う。同じ人の漫画じゃないのかもしれないとすら思う――それは嘘です、話盛りました。
マットなので当然A印刷所さんのようなキラキラくっきり!という特徴はありませんが、非常に……品のある刷り上がり……正直新刊と既刊の本文印刷面だけ見るとオフセットとオンデマンドの差が私の目ではよくわかりません……
実は印刷テカったらテカったでキラキラなので好きだったりします!画風的にキラキラする仕上がりの絵は大好きなので……。今回、前半はエッジの効いた印刷でもいい作品だったのかな~と思います、ただ後半はシャカシャカした描き込みとベタがすごい面積なのでうるさくなるかもとも。
天はしっかり波打ちがあるので逆に安心しました。右がオフセットの既刊『響むバイオスフィア』、左がオンデマンドの新刊『HOPE!!』です
新刊は局所的に本文がめちゃめちゃ黒いし覚悟はしてましたが、読む分には一切困りません
あと最初の後天性ヒーローが本当に強く波打っていたのでアレに比べたら全然……実は毎日2冊ずつくらい漬物にして平らになるよう頑張っていました。すげえ大変だった
オンデマンド新刊のテカらなさが気になる方は手に取ってみてください。印刷所さんの技術を目の当たりにしてほしいので新刊を買ってください。メチャメチャわけわからん宣伝文句で申し訳ありません。本文の制作自体もとても頑張りました。私の命を削り落としてこの世に生み出された原稿を印刷所さんはわけわからんくらい綺麗に刷ってくださいました。印刷所さんすごいので新刊を買ってください。最悪新刊を買わない方も尋ねられれば印刷所さんをお伝えするので一度新刊をサイコーの本文印刷で具現化してみてください。もうホント……本文きれい……わけが……わからない……世の中にはすごい力を持ったひとがたくさんいる……世界ってすごい……記事最後で急にオタクの圧を込めた口調になってすみません……最高の技術をお借りして誕生した私の新刊をどうぞよろしくお願いいたします……2月20日開催のNEOKET2合わせです……
漫画を描く時のモチベーションが「漫画を描きたい」しかない
2021年お疲れ様でした。2022年も頑張って生きましょうね。
今年終わるんじゃね???そんなことに2日前ほどにようやく気付きました。終わりますねえ。
感慨というものを言葉にするのが不得手なので振り返ることもそんなにないのですが、今年は漠然と頑張ってたなあと思います。主に前半で。
反動で終盤でバテてた部分は多いですが、その分前半が充実していたということなんでしょう。きっとそう。
年末は静かでしたね
12月は作品を出力するほどの体力がなかったのもあって、主にあんスタ勉強してました。お友達の推しがいるとのことなので、そのために。
するとなんとビックリ5人組ヒーローユニットがいたんですよ。聞いてなくないですかそんなの?大好きでしたね。
延々とそれについて感想を述べたりなどしていましたが、その過程で自分の好きなものが明確に自覚できたりなどしたので、これからの指針のためにも出会えたのはとても良かったのかなと思います。
赤青緑について「ヒーロー」「ヒト」「神秘」みたいな側面からえげつない量の感想吐露をしました。流星レッドは……すごい子だ……。
「自分の過去を置いてきてしまう」「過去に追いつかれる」みたいな概念はよく私が言うものなのですが、それを存分に纏った少年……たいへん好きな英雄像。私は彼女じゃない。
やりかけのこと
現在製作中の作品を一覧にします。大変なことになってるので。
・後天性ヒーロー補足作品
とても難航している。主に私の踏ん切りの面で。
色々裏側は組み立てたうえで描かないようにした作品なので、どこまで出そうか考えだすと二の足を踏みがち。
あとず~っと動画作ってます。没アイデアばっかり。
・レンズが割れた。
ものすごく気ままに描いていたものなのですが、思ってたより色んな方が「これ好き」と言ってくださるので、どこかで腰を据えて描いてもいいのかな~とは思っています。
何より趣味詰めましたみたいなテイストなので、描いててノリがいいです。
ただ……毎回鏡太郎と雅紀が冒頭にて自己紹介をし合っているの、皆さまお気づきでしょうか。アレの尺がド邪魔で描きづらいです。そろそろやめます。
・響むバイオスフィア
アシュリー編。まだネームすら着手してない。
ストーリーの見通しは立っているので、どのくらいのペースで頑張ろうかな、というところだけがネックです。
・HOPE!!
いつまで描いとんねん。まだ線画です。しれっと静かにしている期間にページ増やしました。何してる。
終始明るい予定だったのですが、ほんのちょっとだけ暗くなるシーンを入れました。吉と出るか凶と出るか不明です。誰かネーム読んで。
・他作品感想など
アノ 突然仕事がエラいこっちゃして脳のキャパが不足したので、寄稿したもののご挨拶とかお礼とかまだできてないんですけど できていない自覚はあります
お礼文のために作品読むところまでは終わりました、さすがに日常系小説(?)1000ページは手ごわかった……。でも違う作品メインで書かせて頂きます。コイツ。論文とかって周辺も摂取してからが基本ですよね!
寄稿関係のご挨拶は作品感想と一緒にブログでさせて頂きたいです。年末か、年明けか……。
なんにせよ仕事で脳をフルに使い果たして帰宅、からの土日でとりあえず体力とテンションを補充……というサイクルになってしまっているので、あんまり失礼しなそうな具合になれたら改めて。
・過去作の紙本化
SNS遊び時代のものをまとめています。アホかと思う。やってて気が狂いそう。
とてもしんどいので本当に体力余ってる時しかやってません。白状。
たぶん以上です。馬鹿なのかなあと思う。
これからのこと
これ以外に、1月から新しい活動を始める予定なので……とっても愚か者なのかなあと思う。でも頑張ります。
漫画を描く時のモチベーションが「漫画を描きたい」しかないので、漫画を描きたいが持続する限り他のことを疎かにしがち。FGOがほぼ引退状態になってる。あんスタもピークを乗り越えたのでこれからは気になる子や友達の推しを中心にのんびりと。ゲーム一緒に遊んでくれるお友達にはちょっと申し訳ない。
同人イベント参加としては、2022/2/20の「NEOKET」にスペースを頂きました。とってもひさびさな感じ。イベント申込は11月以来かな?
HOPE!!ができるといいな~……と思っていますが、ちょっと怪しいかも。なんせ繁忙期!
新刊落ちてたらどうぞ遠慮なくしかばねをを眺めてください。
NEOKET2 | ピクシブ主催のオンライン即売会
そんな感じです
ここまでご覧いただきどうもありがとうございました。
拍手お礼絵のノリでフリオとホワイトです。ツイッターに流すのもこういうのは結構気恥ずかしい……でもこういうのを気ままに量産するのはだいすきです。
元ネタ:『KING』/『パメラ』